『ブッダの人類平等論』書影

Kindle2026.08.07 発売

スマナサーラ長老クラシックス

ブッダの人類平等論

長部経典「世起経」を読む

アルボムッレ・スマナサーラ 著

About this book内容紹介

高貴なバラモンの家に生まれた二人の青年が、ブッダのもとで出家した。とたんに周囲から浴びせられたのは、「禿げ頭」「神の足裏から生まれた卑しい沙門ども」という罵倒の嵐。事の次第を聞いたブッダは、怒るでも慰めるでもなく、こう切り返します――バラモンだって女性から生まれてきたのに、なぜ「神の口から生まれた」と言えるのか? 二五〇〇年前のインドで、生まれによる差別を事実と理性で解体してみせた説法、それが「世起経」です。 スリランカ上座仏教のスマナサーラ長老が、この経典を冒頭から一節ずつ読み解いていきます。前半の主題は、カーストという「人間が勝手に決めた区別」との向き合い方。侮辱に感情で反発せず、相手の言葉そのものを分析する仏教的対処法をたどります。後半は舞台が一気に宇宙規模へ。世界の収縮と膨張、味土をひと舐めしたことから始まる退化、やがて人々が「管理人」として王を選ぶ――階級とは神が定めたものではなく、社会の必要から現れた役割に過ぎないことが、壮大な物語として説かれます。区別を知りながら、差別しない。ブッダの平等論の原点です。 もくじ 第一部 『世起経』が説かれた背景と教えの真髄 はじめに――すべての区別は人間の決まりに過ぎない/批難侮辱への仏教的対処法/カースト制度に対する釈尊の見方/道徳から見るとカーストの区別は無い/実例で説明する――コーサラ国王パセーナディのこと/区別のアプローチと差別のアプローチ/如来が築く真理の社会 ほか 第二部 世界の現れと人間社会の変化・変容 最初に現れる生命/退化の始まり/Rasapaṭhavīが消える/地餅が現れる/性行為の起源/土地を分ける/王(王族)とは何者か?/バラモン階級の出現/業(Kamma)は平等/俗世間の平等論は空言/Dhammaを理解して解脱に達する ほか 続きを読む

著者・訳者
アルボムッレ・スマナサーラ 著
形態
電子書籍(Kindle)
シリーズ
スマナサーラ長老クラシックス
発売日
2026.08.07
ASIN
B0HCNNHQHB
ジャンル
仏教
発行
Evolving